2020年５月11日（月）の午前10時より、本学会は「９月入学・始業」の声明文について、文部科学省において記者会見を行いました。声明文は、学会内に設けられた「「９月入学・始業」問題検討特別委員会」によって作成され、５月９日（金）の法人理事会で承認されたものです。声明文の内容につきましては、本学会ホームページに掲載されております。ご確認ください。
記者会見に登壇したのは、広田照幸・学会長、乾彰夫・「９月入学・始業」問題検討特別委員会委員長、小国喜弘・学会事務局次長の三名でした。記者席には、約30名の記者が座り、５台のテレビで撮影が行われました。記者会見の時間は、１時間ほどでした。小国事務局次長によって声明文が読み上げられ、その脇で広田会長が声明文の要旨をまとめたフリップを掲げました。声明文を読み上げた後、記者の質問に、三名が丁寧に答えていきました。主だった質問として、「「９月入学・始業」を導入することには慎重であるべきだということだが、導入することで具体的にどのような問題が生じるのか」「導入にはお金がかかるということだが、どのくらいのお金がかかるのか」「賛成の声も多数聞こえるが、そのような声にどのように答えていくのか」などがありました。
さらに、記者会見後には、文部科学省と内閣府の担当者へ、声明文を提出してきました。
なお、声明文に続く形で、現在提言書の作成が特別委員会のメンバーによって急ピッチで進められております。そして、まとめられた提言書は５月22日（金）に政府に提出され、同日の午後には文部科学省において再び記者会見を開催する予定です。
