連続セミナー「教育学を創る」のご案内(第3回佐藤学氏、2024年12月10日開催)

日本教育学会研究推進委員会では、2年間にわたって計4回、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催します。

このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」も話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。

分野の異なる4人の教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。

スリリングな議論の展開にご期待ください。
※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。

■ 第3回 佐藤学氏 ■

・日時:2024年12月10日(火)18:30~20:30(最大21:00)

・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)

・趣旨説明:松下佳代(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会委員長)

・インタビュアー:
松下佳代
石井英真(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会副委員長)

第3回セミナーは、前半で、佐藤学氏にご自身の約50年の研究生活を時系列的に振り返っていただきながら、それぞれの時期の研究の背景や思いを語っていただきます。後半では、佐藤氏自身が主要論考として選ばれた下記の研究の位置づけを確認しつつ、佐藤氏が教育学や教育実践とどのように向き合い、どのように創ってこられたのかに迫ってみたいと思います。

・文献(SOLTIでの閲覧のみ(ダウンロード不可)、閲覧可能者は学会員のみ)
URL https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA
① 佐藤学(1996)「実践的探究としての教育学」『 教育学研究』第63巻第3号, 278-285頁。
② 佐藤学(2012)「交響する学びの公共圏」『学校改革の哲学』東京大学出版会, 3-33頁。初出は、栗原彬・小森陽一・吉見俊哉・佐藤学(2000)『内破する知:身体・言葉・権力を編みなおす(シリーズ「越境する知」第0巻)』東京大学出版会)。

・申込み:https://forms.gle/4LAMrEzvmjPTZDzj8
(12月8日締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)

・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp