日本教育学会第80回大会のご案内

大会実行委員長 浜田 博文

 日本教育学会第80回大会は、筑波大学を大会準備校として、2021年8月25日(水)、26日(木)、27日(金)の三日間にわたって、リアルタイム双方向型のオンラインにより開催します。
 筑波大学は、東京教育大学を前身として1973年に現在の茨城県つくば市に創立された総合大学です。旧来の学部組織を廃して教育組織と研究組織を分離するなど「新構想大学」の一つとして創られた本学ですが、2021年10月には48周年を迎えます。現在、教員は10の「系」に所属し、教育組織としては学士課程に9つの学群(23の学類)があります。また、大学院課程は8研究科85専攻を2020年4月から3学術院6研究群の56学位プログラムに改編したところです。日本最初の師範学校としての創基(1872年)から150年近い年月を経た今、医学、看護学、人文社会科学、自然科学、工学等とともに、芸術、体育をも包摂する研究型総合大学としての道を歩んでおります。
 本学会の大会開催校となるのは、筑波大学としては2回目です。前回は1989年の第48回大会でしたので、30年以上が経過したことになりますが、第80回という節目の大会の実行委員会を仰せつかり、メンバー一同、たいへん光栄に思っております。この30年でつくば市の環境は大きく変化し、交通の便は格段に良くなりました。ですから、全国各地から多くの参加者をお迎えし、前回とは異なる大学内外の様子を是非ともご覧いただきたいという気持ちでおりました。しかし、新型コロナウィルスの感染収束の見通しが立たない中で、現地での開催は極めて困難であるという判断に至りました。オンラインではありますが、リアルタイム双方向型により、参加者の皆様に、これまで以上に活発な研究交流を行っていただけるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 プログラムは従来にならって、「自由研究発表」「若手交流会」「ラウンドテーブル」「シンポジウム」「課題研究」を中心に構成いたしますが、残念ながら懇親会を開催できないことについてご了承ください。他方で、現地への移動が不要ですので、初日の午前中からプログラムを組むことが可能になります。「自由研究発表」は、第68回大会以来採用されている「一般研究発表」と「テーマ別研究発表」に区分し、初日、二日目、及び三日目の午前中に並行して時間をとります。「若手交流会」と「ラウンドテーブル」は初日の午後です。「シンポジウム」は二日目と三日目の午後に公開で行うことを予定しています。今回は「課題研究」が3本企画されていますので、二日目の午前中に「自由研究発表」と並行するかたちで1本を組み(開始時刻は30分早めになります)、他の2本は「シンポジウム」と同じ時間帯に組み入れました。
 研究発表は、原則として、個人発表、共同発表あわせて、ひとり一本とします。ただし、個人発表をする者でも、口頭発表者(プログラムで○の付く者)にならない場合は共同発表にも申し込むことは可能です。ラウンドテーブルはこの限りではありません(ラウンドテーブルと研究発表の両方とも発表申し込みをすることは可能です)。
 オンラインによる開催ですので、当日の参加・発表の仕方等において通常とは異なる手順が必要となります。実行委員会といたしましても、不慣れなことが多く、皆様にご心配をおかけすることもあるかと存じますが、充実した大会になるよう精一杯努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。
多数の方のご参加をお待ち申し上げております。

1.開催日程

 2021年8月25日(水)、26日(木)、27日(金)

※総会の開催方法については検討中です。オンライン開催の場合は二日目の午後となる予定ですが、決まり次第、学会HPでお知らせします。

2.大会参加費

 会員:無料 *『発表要旨集録』の原稿掲載、閲覧、質問・意見等、大会のオンライン開催に伴うすべての参加費は徴収しません。
 臨時会員(一般・学生):2,000円 *大会用特設ウェブサイトの説明にしたがって、事前に指定口座にお振込いただきます。

3.実行委員会

委員長
 浜田博文

副委員長
 藤井穂高

事務局長
 平井悠介

幹事
 橋田慈子

実行委員
 井田仁康 上田孝典 遠藤優介 大谷奨 岡典子 唐木清志 川口純 菊地かおり
 木村範子 京免徹雄 タスタンベコワ・クアニシ 佐藤博志 清水美憲 田中マリア
 徳永智子 樋口直宏 藤田晃之 蒔苗直道 山本容子

4.連絡先

 大会に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームからご連絡ください