連続セミナー「教育学を創る」のご案内(第5回今井康雄氏、2025年6月17日開催)

日本教育学会研究推進委員会では、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催しています。
このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」も話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。
各分野の代表的な教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。
スリリングな議論の展開にご期待ください。

※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。

■ 第5回 今井康雄氏 ■
・日時:2025年6月17日(火)18:30~20:30(最大21:00)

・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)

・趣旨説明:松下佳代(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会委員長)

・インタビュアー:
杉田浩崇(広島大学大学院教育学研究科、研究推進委員)
浅井健介(奈良教育大学学校教育講座)

第5回セミナーは、今井康雄氏(東京大学名誉教授、日本女子大学名誉教授)をお招きします。前半では、今井氏にとっての「古典」やターニングポイントとなった時期、人との出会いをインタビューに答える形で語っていただきながら、その研究史に迫ります。後半では、今回の企画に合わせて選定いただいた下記の論考をその研究史の中に位置づけながら、今井氏が美やメディアといった概念を手がかりに切り拓いてきた研究フィールドを確認します。ときに批判的な眼差しを投げかけながら、今井氏が教育哲学の問いをいかに組み換え、創造してこられた/しようとしておられるのかに迫ってみたいと思います。

・文献(SOLTIでの閲覧のみ(ダウンロード不可)、閲覧可能者は学会員のみ)

URL https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA

(1)今井康雄(2022)『モノの経験の教育学』東京大学出版会、第3章「教育空間におけるモノとメディア」の一部(pp,61-67)と第4章「《いつもとちがう風景》をめぐる考察」(pp.85-110)

(2)今井康雄(2008)「教育において「伝達」とは何か」『教育哲学研究』第97号(pp.124-148)

・申込み: https://forms.gle/2eDf8Kzsx3doftwx9
(6月15日締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)

・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp