日本教育学会研究推進委員会では、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催しています。
このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」を話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。
各分野の代表的な教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。
スリリングな議論の展開にご期待ください。
※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。
■ 第6回 広瀬裕子会員■
・日時:2025年9月29日(月)18:30~20:30(最大21:00)
・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)
・趣旨説明:松下佳代会員(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会委員長)
・インタビュアー:
石井拓児会員(名古屋大学大学院教育学研究科)
髙橋 哲会員(大阪大学大学院人間科学研究科、研究推進委員)
第6回セミナーは、広瀬裕子会員(専修大学人間科学部教授)をお招きします。前半では、広瀬会員にとっての「教育学の古典」や教育行政学を志すプロセス、研究上のターニングポイントとなった時期、人との出会いをインタビューに答えながら語っていただき、その個人研究史に迫ります。後半では、今回の企画に合わせて選定いただいた下記の論考を素材としながら、広瀬会員がフェミニズム研究、公私二分論批判などを手がかりに切り拓いてきた研究フィールドについてお話しいただきます。教育政策、教育行政研究における「グランドセオリー」の構築や「メインストリームに咬む」という概念を強調してこられた広瀬会員が、教育と国家をめぐる理論をいかに組み換えようとしてきたのかに迫ります。
・文献(SOLTIでの閲覧のみ(ダウンロード不可)、閲覧可能者は学会員のみ)
URL https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA
(1)広瀨裕子(2008)「アカデミズムにおける『モグラたたき』と『ゲットー化』」『日本教育学会2007年度関東地区研究活動報告書』(11-17頁)
(2)広瀨裕子(2010)「教育政策を分析するグランドセオリーの再考」『日本教育政策学会年報』第17号(32-45頁)
・申込み: https://forms.gle/ZeUyMtZziRxxEAzi6
(9月26日(金)締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)
・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp







