京都三大学教養教育研究・推進機構主催 「教養教育質保証フォーラム」の開催について
- テーマ :「現代における市民性とは何か?-京都三大学教養教育共同化への期待-」
日本学術会議『提言 21世紀の教養と教養教育』に示されているように、教養教育の究極の目標は民主的社会とその豊かな展開を担う民主的市民の形成でありました。しかし、いつのまにかその目標は後景に退き、より実践的・実用的な観点が重視されるという様相を呈しています。本研究会では日本学術会議『提言 21世紀の教養と教養教育』を参照しながら、現代における市民性とは何かという問いに向き合うことで、教養教育の質保証のあり方を再考します。
- 日 時 :平成28年2月6日(土)14:00~17:00
- 場 所 :教養教育共同化施設「稲盛記念会館」1階 103講義室 (京都府立大学内)
- 講 師 :藤田 英典(ふじた ひでのり)先生
(東京大学 名誉教授、共栄大学 教授、日本教育学会 前会長)
日本学術会議 日本の展望委員会知の創造分科会(委員長)、
『提言 21世紀の教養と教養教育』
日本学術会議 大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会(幹事)
『回答 大学教育の分野別質保証の在り方について』
【主な関連著書】
『安倍「教育改革」はなぜ問題か』岩波書店、2014年。
「現代の教養と教養教育の課題」『大学教育学会誌』第32巻第1号、2010年。
『教育改革―共生時代の学校づくり』岩波新書、1997年。
『子ども・学校・社会―「豊かさ」のアイロニーのなかで』東京大学出版会、1991年。
- プログラム
【第一部 基調報告】
藤田 英典
「現代における市民性とは何か?-京都三大学教養教育共同化への期待」
【第二部 共同化科目担当者による報告】
伊藤 徹 「哲学」「日本近代精神史」担当
「寛容の精神・科学技術時代の市民性の理念」
塚本 千秋 「人と自然と数学β」担当
「教養科目としての数学」
【第三部】
フロアー討論
- 参加申込方法(参加費無料)
下記のメールアドレスに、お名前、ご所属、連絡先(メールアドレス、電話番号)をお送りください。
E-Mail : kyouyou@kpu.ac.jp
・主 催 :京都三大学教養教育研究・推進機構
(京都工芸繊維大学、京都府立大学、京都府立医科大学)
・後 援 :公益財団法人 大学コンソーシアム京都
・講演チラシhttp://kyoto3univ.jp/wp-content/uploads/2015/12/d75b7b222e9c2dfb477c4ecbb206543c.pdf