連続セミナー「教育学を創る」のご案内(第4回佐藤一子氏、2025年3月5日開催)

 日本教育学会研究推進委員会では、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催しています。
このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」も話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。
各分野の代表的な教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。
スリリングな議論の展開にご期待ください。
※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。

■ 第4回 佐藤一子氏 ■

・日時:2025年3月5日(水)18:30~20:30(最大21:00)

・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)

・趣旨説明:松下佳代(京都大学大学院教育学研究科、研究推進委員会委員長)

・インタビュアー:
岡 幸江(九州大学大学院人間環境学研究院)
新藤 浩伸(東京大学大学院教育学研究科)

 第4回セミナーは、社会教育学者の佐藤一子氏(東京大学名誉教授、元日本社会教育学会会長)をお招きします。前半では、ご自身の約50年にわたる社会教育研究者としての自己形成史を振り返っていただきながら、それぞれの時期の研究の背景や思いを語っていただきます。後半では、佐藤氏自身が主要論考として選ばれた下記の研究の位置づけを確認しつつ、佐藤氏が社会教育学の探究と創造にどう取り組んでこられたのかに迫ってみたいと思います。ともすれば、学校教育を念頭において教育を語りがちな私たちに、新たな見方をもたらす回になるはずです。

・文献(SOLTIでの閲覧のみ(ダウンロード不可)、閲覧可能者は学会員のみ)
※以下のURLからサインインし、「資料のダウンロード」をクリックしてください。

  URL https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA

 (1) 佐藤一子(2015)『地域学習の創造』東京大学出版会, 序章(1-23頁)。

 (2) 佐藤一子(2018)『「学びの公共空間」としての公民館』岩波書店, 第1・2章(17-42頁)。

・申込み:https://forms.gle/m6VJeBea6qSLgmtw7

 (3月3日締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)

・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp