北海道地区シンポジウム「外国につながる子どもの教育の現状と課題」開催のお知らせ(2025年9月28日)

日本教育学会北海道地区では、下記の公開シンポジウムを開催いたします。ご関心のある方は奮ってご参加ください。

日本教育学会北海道地区 公開シンポジウム
外国につながる子どもの教育の現状と課題―全国動向と北海道・イタリアの事例から―

 近年、日本全体に外国につながる子どもの人数が増え、居住範囲も拡大している。しかし、地域によっては日本語指導が必要な子どもが急増し、日本語指導を十分に担える教員が不足したり、多国籍化が進み、文化や母語が違う子どもたちが1つの教室に混在する状況が生まれるなどの問題が生じている。また、散在地域が広がり、教員の配置の問題に加えて教育実践上の蓄積の無さも課題となっている。

 こうした状況を踏まえ、本シンポジウムでは外国につながる子ども教育の現状と課題を論じることとした。まず外国につながる子どもの教育の現状に関する基調報告を得て最新の全国動向を学ぶ。次いで散在地域を多く抱える北海道での外国につながる子どもの教育について公立高校と公立小学校の取組事例を紹介いただく。最後に比較教育の視点からイタリアの外国人未成年の教育保障について報告を得る。これらを通じて、わが国の外国につながる子どもの教育に関する問題認識を深めるとともに、今後の課題について議論したい。

【報 告】
小島祥美(東京外国語大学)
「すべての子どもに学ぶ場を!外国籍の子どもの不就学ゼロをめざして」

杉山讓司(市立札幌大通高等学校)
「市立札幌大通高校の渡日帰国生徒支援について」

飯田あゆみ(千歳市立みどり台小学校)
「みどり台小における子どもに寄り添った日本語支援の取り組み〜ハッピールームの挑戦〜」

望月由美子(北海道大学)
「移民社会を生きる子どもたちの教育保障―イタリアの教育政策と制度設計を事例に―」

【司 会】 横井敏郎(北海道大学)・辻智子(北海道大学)

【日 時】 2025年9月28日(日)13:20~16:30

【開催方法】 対面のみ

【申込み】
参加人数の事前把握のため、9月25日までに下記フォームに登録のご協力をお願いします。当日飛び込みの参加も受け付けます。
https://forms.gle/pcRc9y3vRZSVMLvV6

【会 場】
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟1階 W103教室
札幌市北区北10条西7丁目、JR札幌駅・地下鉄南北線北12条駅から徒歩10分。公共交通機関でお出でください。地図は下記URLをご覧ください。
https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/hss/access/

【参加費】 無料

【主 催】 日本教育学会北海道地区

【共 催】 北海道教育学会

【問合先】 日本教育学会北海道地区理事 横井敏郎(yokoi [@] edu.hokudai.ac.jp)