『教育勅語と学校教育:教育勅語の教材使用問題をどう考えるか』刊行のお知らせ

すでに本欄でお知らせしたとおり、日本教育学会は2017年12月、教育勅語問題ワーキンググループがまとめた「教育勅語の教材使用問題に関する研究報告書」を公表しました。この報告書では、教育勅語とは何だったのか、どのように使われたのか、戦後改革で はどのように処理されたのかなど、これまでの歴史をまとめるとともに、現在の 学習指導要領・教科書での扱われ方、第193国会での政府答弁等をめぐる問題点について論点を整理するとともに、教育現場における教育勅語の扱いについて提言しました。

さて、このたび、上記報告書を元に、教育学関係諸学会に所属する複数の研究者の論考を加えて、世織書房から下記の形で刊行いたしましたので、お知らせいたします。本書では、これらの論考が加わったことで、教育勅語に関する考察が一層深く多面的に展開され、教育勅語及びその教材おして使用問題に関する学問的研究の到達点を示すものとなりました。手にとってご覧いただけましたら幸甚です。

なお、上記報告書はこれまで本ウェブサイトで閲覧いただけましたが、この刊行にともないまして掲載を中止させていただきます。

 

日本教育学会教育勅語問題ワーキンググループ編

『教育勅語と学校教育:教育勅語の教材使用問題をどう考えるか』

世織書房刊行 2018年3月31日発行 A5判 全296頁

ISBN978-4-86686-000-8 C3037

本体価格2,400円

目次等は世織書房のHPをご覧ください。