東北地区シンポジウムのお知らせ(3月10日(日))

日本教育学会東北地区では、下記の通り公開シンポジウムを開催することになりました。奮ってご参加ください。

東北教育学会第80回大会公開シンポジウムポスター

〈公開シンポジウム〉
新しい時代の教育システムを考える
-学びの多様化から今後の公教育を展望する-

2024年3月10日(日)15:45~18:00

東北大学川内南キャンパス
文科系総合研究棟306教室 (対面開催のみ)

【報告者】
1.みやぎの不登校児童生徒支援について(仮)
村上 憲一(宮城県教育庁義務教育課指導班 副参事)

2.学びの多様化学校 白石きぼう学園の「キセキ」
半沢 芳典(白石市教育委員会 教育長)
星 健太郎(白石市教育委員会 学校管理課教育専門監)

3.学びの多様化学校から見えた不登校児家族の安心と課題について(仮)
三品 竜浩(ろりぽっぷ親の会〈坪沼ベース〉/
東北福祉大学兼任講師)

【司会】 後藤 武俊(東北大学 准教授)

〔企画趣旨〕
近年、不登校児童生徒支援のあり方が大きく変化している。令和5年3月に示された文部科学省「COCOROプラン」でも示されるように、従来からある教育支援センターだけでなく、フリースクールへの公費補助、「学びの多様化学校」(旧不登校特例校、以下「多様化学校」とする)の拡充、校内教育支援センターの設置など多様な取組が自治体ごとに展開されている。
これらのなかで、多様化学校は今後300校の設置を目指すとされ、自治体による主要な不登校対策として期待されている。しかし、様々な設置主体、設置形態が可能であるにもかかわらず、現状では全国で24校という少数にとどまっている。その背景として、多様化学校が設置されることの何がメリットであるのか、また設置にあたって何が課題となるのかなど、自治体関係者や教育関係者にも十分理解されていないことが考えられる。設置数の拡大だけを目的化してはならないものの、これらの点について当事者の声を聴き、共通認識を形成していくことがより適切な不登校対策の実施につながるものと考えられる。
そこで、今回のシンポジウムでは、近年の自治体による不登校対策の全般的な動きをとらえたうえで、多様化学校がどのような位置に置かれうるのか、また実際に多様化学校を運営するなかでの工夫や課題、そこに通わせる保護者が感じていることなど、多面的な視点から検討を加えていくことにしたい。

【参加方法】
当日、会場までお越しください。
ご不明な点がございましたら、以下までお問い合わせください。
東北教育学会事務局
tsse.tohoku@gmail.com