北海道地区公開シンポジウムのお知らせ(2024年6月30日 (日) )

2023年度日本教育学会・北海道地区では、下記の日程で公開シンポジウムを開催します。ご関心のある方は奮ってご参加ください.

公開シンポジウム「学校・地域・居場所をどう組み直すか」

日時:2024年6月30日 (日) 10:00~13:00

場所:北海道大学人文社会科学総合教育研究棟1階W103教室(オンラインとのハイブリッド開催)

企画趣旨:

現在、不登校、いじめ、体罰、あるいは多様な教育機会の広がりにより、学校のあり方が根底から問われています。また様々な事情で安定的に生活をいとなむことに困難を抱えている子ども・若者の現実に対応して、スクール・ソーシャル・ワーカー、スクール・カウンセラー、保健室や養護教諭の役割、居場所カフェなど学校内で子どもの生存・生活を支える取り組みも見られ、学校が支援や支援への接続窓口としての機能を有するようにもなっています。これは学校の中に従来の学校になかった異質な空間をつくるという意味で学校自体を変えていく動きとして見ることができます。他方、学校外の地域の中で子どもの生存や生活を支える様々な取り組みも広がっており、NPOなど地域の市民活動と学校との連携や協力が展開されています。さらには、地域社会と学校が相互乗り入れするような取り組み、社会にひらかれた学校への模索も見られます。 こうした多方面に広がる課題と多方向での新たな展開を見すえる時、子どもの学びと発達の場をいかに社会に用意すればよいか、学校をこうした広い文脈のもとでどう位置づけていくかをあらためて問うことが求められています。本シンポジウムでは、子どもの育ちの場と公教育のあり方について、具体的な取り組みも提示しながらその再編や展望を議論したいと思います。

問題提起「公教育と居場所をめぐる状況と検討課題」
横井敏郎(北海道大学)

報告1 「学習支援からローカル・コモンズへ~居場所と学校~」
青砥恭(NPO法人さいたまユースサポートネット)

報告2 「自分が“世界” と出会う場所~学校は小さなまち~」
井内聖(北海道安平町教育委員会教育長)

報告3「居場所の政策化と学校・地域への役割の期待についての検討」
阿比留久美(早稲田大学)

司会 辻智子(北海道大学)

参加方法:

対面参加は、事前申し込み不要です。 オンライン参加希望の方は、6 月 27 日(木)までにチラシの QR コード よりお申込みください。申し込まれた方には、6 月 28 日(金)に メールでお知らせします。

お問い合わせ先:
横井敏郎(北海道地区理事) email:jera.hokkaido.os2024 [@] gmail.com

詳細については以下のチラシをご覧ください。
日本教育学会北海道地区企画公開シンポジウム_チラシ(20240630開催)