関東地区・公開シンポジウム(関東教育学会共催・2019年11月30日)

インクルーシブ教育を推進するこれからの教師力
―多様な子どもたちを学校はどう受け止めるか―

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学校教育法改正により特別支援教育が正式に 開始されてから 12年。新学習指導要領にはインクルーシブ教育の理念が盛り込まれ「特別な配慮を要する」子どもに関する項目も登場した。障害がある子どもだけでなく、外国人など日本語指導が必要な子どもや不登校児までを含め学校で支えることが示されている。しかし学校は諸課題を抱え、「共に学ぶ」教育が推進されている実感に乏しい。
その一方で教員を希望する若者が減少傾向にあり、教育の質の低下が懸念される。教職に対するネガティブなイメージ(ブラック、多忙化など)を払しょくできなければ、「共に学ぶ」教育を推進できる資質をもった優 れた人材は民間に流れ続ける。
これらの現状を踏まえ、多様な子どもたちをインクルーシブしていく学校教育を充実させるため、教育関係者、保護者はどう対応、連携していけばよいのだろう。各界の第1人者をシンポジストに迎え、それぞれの立場から報告をいただき、議論を深めたい。

日時:2019年11月30日(土)14:10~17:20(受付13:50~)

場所:淑徳大学 千葉キャンパス 12 号館 1 01 教室
ちらしPDFの裏面地図をご覧ください)

申込:要事前申し込み。定員300名(応募多数→先着順)
※事前申込で定員に空きがある場合は当日参加も受付可

応募方法:次の専用URL から申し込みサイトへ。http://urx.space/JWty
※上記両学会員は申し込み不要

申込締切:2019年11月23日( 土)

【シンポジスト・プロフィール】

  • 川田妙子さん(声優)
    絵本の読み聞かせや朗読会を定期的に開催。小中学校で『夢の叶え方、夢のみつけ方』などの講演、懐メロやアニソンなどのライブも実施。声優塾や「絵本の読み聞かせ塾」10月開校。現在絵本執筆中。「Drスランプ90’s」(アラレ)、「ちびまる子ちゃん」(とし子ちゃん)、「ざわざわ森のがんこちゃん」(ヘビのチョビ)、「フルハウス」(ミシェル)、「クレヨンしんちゃん爆睡ユメミーワールド大突撃」(サキ)
  • 山田晴子 氏 (NPO法人 ちば MDエコネット理事長)
    NPO法人ちば MD エコネット理事長。知的障害のある人を中心に、福祉・環境・まちづくり・人権に取り組む。息子さんがダウン症。小中学校を地域の通常学級で学び、1年浪人して習志野高校定時制に合格、音楽部で活動。知的障害のある若者たちの高校生活を描いた映画「ひなたぼっこ」を 2000 年に製作し全国上映を実施。 2002 年、船橋駅近くで障害のある人もない人も共に働くコミュニティカフェひなたぼっこを開店。 2017 年度から地域活動支援センターひなたぼっことして運営。
  • 伊藤康弘 氏 (千葉県立八日市場特別支援学校長・前北海道大学准 教授)
    千葉大学大学院教育学研究科修士課程修了。千葉県立養護学校 ・ 国立久里浜養護学校教諭、千葉県総合教育センター及び千葉県教育委員会指導主事・管理主事、千葉県公立小学校及び県立特別支援学校教頭。北海道大学高等教育推進機構特別修学支援室准教授(副室長)を経て、 2018 年度より千葉県立八日市場特別支援学校長。
  • 海口浩芳 氏 (拓殖大学教授)
    青山学院大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程満期退学(教育学修士)。北陸学院短期大学保育学科専任講師、北陸学院大学人間総合学部専任講師・同准教授、拓殖大学商学部准教授・同教授。研究キーワード「自閉スペクトラム症学生の進学をめぐる高大接続 の課題・就労に関する課題」「教員養成の視点からみた教職の専門性、専門職性」 。
  • 松浦俊弥 氏 (淑徳大学教授)※司会進行
    桜美林大学文学部英語英米文学科卒業。淑徳大学大学院社会福祉学専攻博士前期課程修了(社会福祉学修士)。千葉
    県中学校・特別支援学校教諭・教頭、淑徳大学総合福祉学部准教授・同教授。研究キーワード「発達障害 ・ 病弱教育」「障害児地域 活動(放課後デイ)」。 主な著書「チームで育む病気の子ども」「障害がある子どもへのサポートナビ」(北樹出版)。
  • 根津朋実氏(筑波大学教授)※司会進行
    筑波大学第二学群人間学類卒業。同教育研究科修了、同教育学研究科単位取得満期退学、博士(教育学)。埼玉大学講師、筑波大学講師・准教授 を 経 て 現職。研究 キーワー ド「カリキュラム 開発、 カリキュラム 評価」。著書「 カリキュラム 評価 の 方法」(単著・多賀出版)、「カリキュラム評価入門」(共編・勁草書房)など。

【ご来場に際して】

  • 昼食等の販売はありません(飲み物の自動販売機あり)。
  • シンポジストの著書等の販売ブースをご利用ください。
  • 駐車場はありません。必ず公共の交通機関をご利用ください。
  • 蘇我駅前、学内に案内係(学生)が待機しています。
  • 会場からの質疑応答については時間の関係で数名の方に制限する場合がございますので予めご了承ください。
  • シンポジウムの後、シンポジストの皆さんとの懇親会(立食形式)があります。奮ってご参加ください。(詳細はちらしPDF をご参照ください。)