日本教育学会研究推進委員会では、連続セミナー「教育学を創る」をオンラインで開催しています。
このセミナーは、「戦後教育学批判をしてきた世代が、自身の教育学をどう構築してきたか」を語っていただき、今度は、次の世代からの挑戦を受け止めていただこうというものです。また、「自身の教育学を構築する上で、どんな思想・理論などを基盤としてきたか」も話していただき、「自分にとっての教育学の古典」も示していただこうと考えています。
各分野の代表的な教育学者に対して、毎回、その分野の2人のインタビュアーが切り込みます。話者には、この企画趣旨にそった自分の代表的な論文を2点挙げていただき、インタビュアーは(できれば参加者も)それを読んだ上で、議論の舞台に立ちます。
スリリングな議論の展開にご期待ください。
※非会員の方もご参加が可能です。下記リンクよりお申込みください。
■ 第7回 恒吉僚子氏 ■
・日時:2025年12月22日(月)18:30~20:30(最大延長21:00)
・開催方法:オンライン(Zoom)。事前にお申し込みいただいた方に参加方法をお知らせします。(*会員向けに、後日SOLTIでアーカイブ動画公開予定)
・趣旨説明:松下佳代(京都大学大学院教育学研究科、前・研究推進委員会委員長)
・インタビュアー:
丸山英樹(上智大学総合グローバル学部)
亘理陽一(中京大学国際学部、前・研究推進委員)
第7回セミナーは、恒吉僚子氏(文京学院大学副学長・特任教授、東京大学名誉教授)をお招きします。恒吉氏のご専門は、比較教育学、比較社会学、教育社会学です。外から見た日本の教育や子育て・しつけの特徴についての諸研究から、日本の教育モデル、教育トランスファーへと研究の範囲を広げてこられました。セミナーの前半では、このような恒吉氏の「研究史」を、ディシプリンと研究領域、研究方法、恩師となる先生方との出会いといった点から、語っていただきます。後半では、今回の企画に合わせて選定いただいた下記の論考をその研究史の中に位置づけながら、モデル消費国からモデル生成国としても期待されるようになった日本の教育について、国際的な視点からその強さと弱さを浮かび上がらせていきたいと思います。
・文献(SOLTIでの会員のみ閲覧可、ダウンロード不可)
URL https://service.gakkai.ne.jp/solti-asp-member/mypage/JERA
(1)恒吉僚子(2021)「国際的に見た日本の教育の強さと弱さ」恒吉僚子・額賀美紗子編『新グローバル時代に挑む日本の教育―多文化社会を考える比較教育学の視座―』(pp. 133-149)東京大学出版会。
(2)恒吉僚子(2025)「グローバル時代の国を越えた教育トランスファーを考える」恒吉僚子編『グローバル時代の教育文化―世界の中で考える日本の教育―』(pp. 231-246)放送大学大学院教材、一般財団法人放送大学教育振興会。
・申込み: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdLwFZuxErl1RrbYKhtATWGZH0fzfE8B3UcLD6jpaEIiP53OQ/viewform?usp=dialog
(12月20日締め切り。締め切り日以降は、直接、下記の学会事務局あてにメールでご連絡ください。)
・問い合わせ先:日本教育学会事務局 jimu@jera.jp







