四国地区・公開シンポジウム(2019年3月4日)

教員養成改革の方向性

<企画の趣旨>
平成28年に「教員需要の減少期における教員養成・研修機能の強化に向けて―国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議報告書―」(以下、有識者会議報告書)と題する答申が提出された。この答申では,「これからの教員需要の減少期にあっても、国立教員養成大学・学部は、その教員養成・研修機能を強化して引き続き我が国の教員養成において中心的な役割を果たし、教員養成の質の向上を先導する使命を担っていくべきである」と述べられている。

有識者会議報告書では、教員養成カリキュラム、インスティテューショナル・リサーチ(IR)の取組、大学と教育委員会あるいは学校現場の連携、国立大学附属学校の役割といった、さまざまな課題が列挙されている。

こうした教員養成にかかわる課題に対する対応策として、「エビデンスに基づく課題の解決に向けた目標の設定と教育活動の実行に努め、その結果を検証・評価し改善するPDCAサイクルを確実に回すこと」や「国立教員養成大学・学部等が、限られた資源の中で、エビデンスに基づいて教員養成機能を着実に高め、我が国の学校教育全体の質の向上をリードする」ことなどがあげられている。

今後、国立教員養成大学・学部等には教員養成の結果を検証し、教員養成カリキュラム等の質を評価することが求められている。そこで、中央教育審議会臨時委員をつとめ、教育の資質能力向上に係る当面の改善方策の実施に向けた協力者会議にも参加された坂越正樹先生(広島大学)に、「教員養成改革の方向性」についての講演をいただき、教員養成カリキュラムの質向上ならびにその評価について議論を行いたい。

<スケジュール>
日時:2019年3月4日(月)13:00-16:00

  • 12:30 受付
  • 13:00 講演「教員養成改革の方向性」 講演者 坂越正樹先生(広島大学)
  • 14:00 パネルディスカッション「教員養成カリキュラムの質向上と評価」パネリスト
    • 岩城 裕之(高知大学教育学部)
    • 永野隆史(元高知県教育委員会参事)
    • 高知大学附属中学校教諭
    • 司会 柳林信彦(高知大学教育学部)
  • 16:00 終了

<場所>
高知大学教育学部51番教室(高知県高知市曙町二丁目5番1号朝倉キャンパス)
http://www.kochi-u.ac.jp/outline/access/asakura/

<問い合わせ>
高知大学教育学部岡谷研究室 email:okatani□cc.kochi-u.ac.jp (□を@に代えて送ってください。)