北海道地区・公開シンポジウム(北海道教育学会共催、2019年3月9日)

高校教育の多様化と新展開

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日時:2019 年3 月9 日(土)14:00~17:00

場所:北海道大学・人文・社会科学総合教育研究棟・W203 室

アクセス:〈地下鉄南北線〉北12 条駅下車、徒歩10 分(北11 条門より)。
〈JR〉札幌駅下車、徒歩15 分(正門より)。
http://www.edu.hokudai.ac.jp/graduate_school/map/

備考:どなたでも自由に参加できます(事前申込み不要・参加費無料)。

コーディネーター:姉崎洋一(北海道大学(名))・浅川和幸(北海道大学)・篠原岳司(北海道大学)・前田賢次(北海道教育大学(札幌校))・光本滋(北海道大学)

コメンテーター :北村善春(北海道立教育研究所・所長)・浅川和幸

担当理事:姉崎洋一・庄井良信(北海道教育大学)

司会: 光本滋

趣旨:21世紀の日本の教育改革は、グローバルな高度産業社会の再編にあたって、知識基盤経済の教育・社会システムの変容を迫っています。教育基本法の改正(2006年)は、その契機になりました。それは、社会を担う地域、家族、労働力の再編と連動しながら、学制の変容(6・3・3・4制)、教育内容の再編(新学習指導要領)を伴い、未来の国民の資質・能力、学力を新たに再編成するものとなってきています。そして、それは地域や家庭の再編をともなって進展しています。
今年度の北海道教育学会・日本教育学会(北海道地区)両学会の共催シンポは、これらの背景をふまえ、とくに中等教育の改編の実態に焦点をあてます。
報告は三つです。第一は、クラーク記念国際高等学校(札幌)からの報告です。近年、広域通信制高校が全国的に生徒数を増やしていますが、その取り組み内容の詳細は一般にはよく知られていません。その歴史的経緯、特徴、現状、そして課題をお話しいただきます。第二は、市立開成中等教育学校(札幌)からの報告です。今日の後期中等教育は大学入試改革と新学習指導要領の対応に追われがちですが、それらとやや距離を置いた高校教育の本質的なあり方を探究するために、同校のインターナショナル・バカロレアの導入に代表されるカリキュラム改革と実践例についてお話しいただきます。第三は、道内の小規模高校の改革事例から市立北海道三笠高等学校(三笠)の報告です。少子高齢化が急速に進展する道内では、地方の小規模高校はその存立をはかるために、地元自治体と協力した多様な努力を重ねています。ここでは、三笠市立として地域と結びつき改革を進める三笠高校の取り組みについてお話しいただき、地域の高校の存在意義から高校教育のあり方を考えていきます。

報告1市田潤(クラーク記念国際高等学校・北海道地区統括補佐兼北海道キャンパス長)

報告2大西洋(市立札幌開成中等教育学校・教諭)

報告3遠藤直樹(市立北海道三笠高等学校・校長)

問合せ先:北海道教育学会事務局 HSSE_office(アットマーク)edu.hokudai.ac.jp